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Japanese Traditional Music &dance 伝統芸能体験ワークショップ

2017-09-17

港区コラボ企画表

2020オリンピックに向け、東京都港区主催国際交流イベントを開催します。日本伝統芸能と海外伝統芸能のコラボ公演です。前半は地唄舞、邦楽(お琴、尺八、唄)の体験、後半は地唄舞とガーナダンス、ドラムとコラボ。終了後には希望者へ紅化粧の体験と、日本文化に触れることが出来る良い機会になればと思います。参加費は無料ですので、お誘い合わせの上お出かけください。予約不要。

港区コラボ企画

~「花崎会」ポーランド支部が出来ました~

2017-08-31

 

第三回花崎杜季女ポーランド公演  

 三回目のポーランド公演 (201761 日~ 616) では杜季女師は 5 回の公演と、ワルシャワ、ブロツワフ、クラクフで 計5 回のワークショップを行いました。杜季女師からポーランド公演のお話を伺いまとめました。  

 

 三回目のポーランド公演ではこれまでの二回にもまして、ポーランドの地唄舞、日本文化を愛好してくださる方々との絆の深まりを感じました。待っていてくださっことを実感するような温かな歓迎をいただいて、公演準備などの受け入れ態勢も素晴らしいものでした。これも梅田波那さん(お父様が日系ポーランド人、お母様がポーランド人)はじめとする、日本が大好きなグループにめぐりあえたお蔭です。

 

 この度、大変ありがたいことに ポーランドにも「花崎会」ができることになりました。梅田波那さんが中心となって協力してくださいます。地唄舞中心に日本の伝統文化をお稽古してみたいグループが出来ます。

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 また、日本文化のプロモーション基金を創ろうという機運も出てきて、大変嬉しく思っています。日本からは日本の文化を教えていただいく方やその活動に賛同していただける方を杜季女も探していきたいと思います。この基金設立が叶いましたら、色々な方とご一緒に地唄舞以外の日本の伝統芸能も広めていきたいと考えています。

 

 現在、ポーランドだけでなくヨーロッパには「芸者」ブームとでもいうべきものが広がっています。たとえばバレリーナやモデルという、プロフェッショナルな職業として「芸者」が理解されているようです。京都の祇園が発信しているビデオなどから、舞が舞えて唄が唄えて美しい着物を着ている「芸者」に憧れるイメージが浸透していて、日本での芸者さんは酒席にいるものという部分のイメージは払拭されています。大人気のアニメのような「芸者」ブームがきているのではないかと思いました。

 地唄舞のワークショップにも、芸者さんのような綺麗な恰好と所作をして地唄舞を舞ってみたいということで参加してくださる方が増えています。日本のワークショップよりもたくさんの人が集まるような人気ぶりで、男女の区別なくいらしてくださいます。

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 ポーランドと日本は商売や経済的な関係は密接ではないかもしれませんが、ポーランドは日本と同じように長い歴史のある国です。他国の侵略を受けた戦争の傷跡の深い国で、日本人と同じように戦死者を追悼する気持ちが強くあります。地唄舞の『八島』などにも共感をもって観ていただいたと思います。

 

 今回のポーランドでの「花崎会」設立のように、ポーランドには日本に興味があり、日本を好きな方々の多いことを広く日本の皆さまに伝えられたらと願っています。

  2019 年は日本とポーランドの国交樹立 100 周年になりますが、まだ非公式ながらご招待いただいたことは大変光栄に思います。

文責 珠真女

 

 

ちょっと地唄舞情報 ~舞扇について~

2017-04-08

開閉して使う扇は世界に誇れる日本の発明品です。また、舞には必須のものです。
本日は花崎流でお稽古に使う舞扇についてのお話をします。

扇のことをお話しする前に、先ず初心者の方には閉じた場合の花崎流の舞扇の裏表の見分け方を説明をします。実は、私はお稽古をはじめて何年か経ってから扇に裏表のあることを初めて知って恥ずかしい思いをしました。扇を閉じた状態で柄の出るほうが表、柄の見えないほうが裏になります。舞始めの構えの姿勢で扇を手にしたときに、くれぐれも表と裏を反対にしないようにしてください。写真のように表側に親指がくるのが基本です。

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扇の持ち方の基本は、まず扇の要に薬指をもってきます。この薬指でしっかり掴むのがポイントです。薬指中心に中指と小指の三本でしっかり支え、親指と人差し指には力をいれません。

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扇を持つ場合には、紙の部分を汚さないためいつも骨の部分を持つようにします。

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新しい扇をお稽古に卸すときには、使い始める前に扇の最初の一枚を開いたり閉じたりして少しクセをつけるようにします。その準備をすることで扇を開いたり閉じたりするときに扇が中途半端な場所で開閉するような乱れを防ぐことができます。

 

 

 

 

 

 

花崎流の扇は、杜季女師がデザインされたものです。花崎の紋の雁金が描かれています。雪輪の中に可愛らしい二羽の雁が飛んでいます。この二羽のくちばしをよく見ると幸福があるようにということで阿吽になっています。

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親骨はしっかりしていますが、中骨は薄めになっています。これは男性より小さな女性の手になじみのいいようにという配慮から杜季女師が宮脇賣扇庵さんに注文なさったとのことです。地唄舞の扇には女性らしい繊細な動きに添うようなものが求められます。

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杜季女師は「扇とお友だちになるように」「扇と手が一体になるように」「六本目の指のように」と仰います。扇を自分の身体の一部のようにしぜんに動かすようにしなければいけません。扇遣いは舞の基本ですが、すぐに上達するものではありませんので、手にすいつくようになるまで、ひたすらお稽古を積み重ねるしかありません。

文責 珠真女

地唄舞上達への道⑥  ~杜季女聞書抄~

2017-03-25

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※本日は呼吸のことについて教えていただきたいと思います。

有酸素運動は身体に良いと言われていますが、地唄舞も呼吸を意識して行う最高の有酸素運動の一つではないでしょうか。ですが、お稽古で先生に息を吸って吐いてとご指導いただくときに、私はなぜか吸うと吐くを反対にしていることが多いのです。呼吸のしかたに基本的な決まりのようなものがあるのでしょうか。

 

╶─基本的には、動き始めるときに息を吸う、かたちをおさめるときに吐くのです。わかりやすく言いますと、舞始めの座っている姿勢からは、息を吸いながら立ち上がります。舞納めの立つ姿勢からは息を吐きながら座っていきます。

 

 

※女性は男性と違ってふつうは胸式呼吸ですが、舞では腹式呼吸をするのですね。

 

╶─おおむねそうですが、全部腹式呼吸ではありません。色っぽい所作のときには胸を使う呼吸のこともあります。地唄舞の呼吸は基本的には鼻から吸ってお腹から吐く感じです。言葉で説明するのはとても難しいのですが、お腹に空気袋のようなものがあってそこから空気の出し入れするイメージです。

息を吸うときにおへその穴から恥骨の上あたりに意識を集中させ身体の中心軸を確認します。ヤジロベエの支点をしっかりさせるイメージです。そして次にきれいに吐ききることで身体の力みが抜け、うまく脱力できます。また吐くときはお腹に重心が落ちます。息を吐くことで重心が定まるのです。息を吸った重さが息を吐くことで丹田にしっかり乗っかる感じです。これは実際にお稽古を重ねないと、なかなか言葉で説明するだけでわかるものではありません。

お稽古して日の浅い初心者は吐くことが苦手です。息を吸うより吐くことのほうが難しくて、つい息を吸って、また吸ってと動きがちです。余裕がないとどうしても息を吸うほうにいってしまうようです。

 

※時々舞ながら口を開けてしまってご注意受けますが、つい吸って吸ってになって呼吸が乱れて苦しくなっているせいかもしれません。

 

╶─口があいてしまうと間が抜けてしまいます。以前にも申し上げましたが、口をあけて歯が見えてしまうと顔が語りだしてしまいます。舞は顔に語らせるものではありません。

いつも気をつけていてください。

 

 

※振りや姿勢のことに意識がいってしまっていることが多くて、長くお稽古していても未だに呼吸をコントロールできていないことを痛感します。

 

╶─呼吸法は本当に大事なことです。動きも呼吸のしかたで全然変わってきます。呼吸の乱れはそのまま舞の乱れにつながります。呼吸の流れと動きの流れが一緒だと美しい舞になるのです。以前にも舞では空気を乱さないことが大切と申しましたが、それは呼吸とも深く関係しています。呼吸とからだの動きは一体なのです。しぜんな呼吸ができるようになると動きにも無理がなくなり自由になります。

舞始めるときには、人形に息をいれるように、生命を与えるように呼吸をはじめてください。そして、とにかく振りを考えなくなるまで練習して呼吸に集中するのです。呼吸と空気を乱さない舞は美しいものです。

 

※どうすれば舞の呼吸法は身につくのでしょうか。

 

╶─最初は振りを入れながら、吸って吐いてを意識してゆっくり練習するのがいいと思います。この練習は大変効果があります。息を吐いたときに重心がお腹に落ちて足が地面をしっかり掴むと、足が地に着きます。日本の舞は地を踏むこと、地に重心がまっすぐ入ることが基本です。はじめは意識しないとなかなか出来ないことでも、鍛錬しているうちに自然にこの呼吸が身についてくると思います。

本番であがってしまうひとも、呼吸をコントロールすることで平常心を保つことができるようになります。とくに吐く、吐き切ることがきちんとできるようになると、いつもお腹に重心がすとんと落ちて上半身が浮いてしまうことがなくなります。

 

※呼吸がきちんとできることで本番でも平常心を保って落ち着けると伺って、お産のときのラマーズ法を思いだしました。呼吸に意識を集中することで痛みをブロックする、痛みを和らげるという考え方がラマーズ法だと思いますが、意識を呼吸にもっていくことで舞の場合も、頭に浮かぶよけいな雑念をブロックできるのではないかと思います。そうできれば本番でも落ち着けます。舞いながら呼吸に意識を集中することは一種の作業禅のようなものではないでしょうか。

 

╶─╴そういう面もあります。たしかに色々な雑念がよぎると頭に酸素がいくことになって、空気も上にのぼり、上半身に力が入り足が浮いてしまうでしょう。感覚として、頭で考えるのではなくいつも腹で考えるのです。

 

もう一つ、呼吸ということでは、吸って吐いてだけでなく、息を止めることも大事です。かたちを止めるところで、きちんと息も止めます。舞のかたちは身体の動きだけで出来るものではありません。動きと一緒に呼吸も止めます。吸って止める場合、吐き切って止める場合があります。動いていないときには息をとめることがしぜんなのです。

動きと呼吸をとめるのは、「間」をつくることです。「間」の大切さは、日本文化のなかで大切にされてきましたが、舞にもそれがあります。

舞の中で動きと息を止める「間」は、そこに舞手の想いをとどめようとしている状態です。余情とか残心と表現してもよいでしょう。舞手の心情を観客に伝えるための一瞬の静止です。舞手の個性がよく出るところです。

 

※私のような下手くそだと動きと息を一緒に止めることで舞の流れをぶつ切れにしてしまいそうです。

 

╶─いつも自分の呼吸によってまわりの空気をきれいにすることをイメージしてください。空気の流れを滞らせないように、波長がしぜんに循環するよう舞ってください。簡単にできることではありませんが、課題を見つけながら自分の舞を高めていくのです。自分のその時のレベルによって見えてくるものが違ってきます。芸の道には限りがありません。

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私の中の理想は、舞いながら自分の呼吸と観客の呼吸が一緒になる状態です。退屈な舞台ですと、観客席はどことなくざわざわしていますが、佳い舞台では観客が舞台にどんどん集中していきます。そして観客は舞手の息づかいと同調していきますし、舞手は観客の呼吸を身近に感じるようになります。佳い舞手は、舞台の空気感を支配できるのです。この理想に向かって私も精進していきたいと思っています。

 

※舞手と観客の呼吸が同調していくのは、あらゆる優れた舞台芸術にいえることでございますね。お能でもギリシャ悲劇でも、最高のものは舞台空間と客席空間が呼吸のレベルまで一致していく…。呼吸の問題というのは基本的なことですが、とても奥深いものだと思いました。

文責 珠真女

邦楽ジャーナル三月号に掲載されました

2017-03-09

六瓢庵が邦楽ジャーナル三月号に掲載されました。

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良い記事を書いていただきましたので、ご覧いただければ幸いです。

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次回六瓢庵での石川利光尺八公演会もどうぞよろしくお願い申し上げます。

六瓢庵

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