地唄舞の歌詞と解説 「ま」の行
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松づくし
歌詞
唄い囃せや大黒 一本目には池の松 二本目には庭の松 三本目には下がり松 四本目には志賀の松 五本目には五葉の松 六つ昔は高砂の 尾上の松や 曽根の松 七本目には姫小松 八本目には浜の松 九つ小松を植え並べ 十で豊久能の伊勢の松 この松は芙蓉の松にて なさけ有馬の松ヶ枝に 口説けばなびく相生の松 またいついつの約束を 日をまつ時まつ暮れをまつ 連理の松に契りをこめて 福大黒をみさいな
作詞・作曲
作詞:不詳 作曲:藤永検校
解説
「尽くしもの」と呼ばれる上方端唄。松は岩山や海岸など他の植物が育ちにくい荒地でもよく育ち、冬でも青々と葉を茂らせる常緑樹であることから、日本では魔除けや不老長寿のシンボルとして、最もおめでたい植物の一つとされ、日本庭園には不可欠な樹木である。松づくしは、門付芸能の大黒舞の数え歌の口調を模して、各地の名所の松を並べた、めでたい歌である。
参考文献
複数インターネット
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正月
歌詞
軒毎に 色を飾るや三つの朝 すげなき松も笑顔と見えて 風に袖振る廓言葉(さとことば) 可愛らしさと花の香を 訪(と)ふて見たいは八重霞 思ひを包む曙に 心の謎をかけて見る来ぬ夜は独り思ひ寝の 焦るる胸の福わかし 神の年越末長かれと 七の社の七草を 囃しそやされ唐鳥の 渡らぬ先に暫しが程も たつた一言後にえと 云経て別るる宵戎 君が約束違へずに 参りましたと後ろから 背なか叩いて戯れも 酒(ささ)の機嫌の千代よろづ 飾りも恋もうち解けて なほ奥深く契りける
作詞・作曲
作詞:不詳 作曲:鶴山勾当
解説
大阪の遊郭の初春の風景。軒ごとに松飾が並び、遊女たちは盛装で客を迎える。「三つの朝」とは、年、月、日の朝が同時に重なることから元旦を意味する。三が日のお雑煮やおせち料理を残りを集め、年が明けてから初めて煮炊きを行い食べる雑炊である福わかし、7日の七草がゆを経て、九日の宵戒(十日戎の前夜に戎神社にお参りする)で恋人との契りを確かめ、しめくくりとなる。元旦から十日戎の行事を追いつつ、遊里の人々の、出会いの喜びを描いている。
参考文献
複数インターネットより
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万歳 (まんざい)
歌詞
若に御万歳と御代も栄ゑまします 愛嬌有ける新玉の年立返る朝より 水も若やぎ木の芽も咲き栄ゑけるは 誠に目出度候ひける 京の司は関白殿 下り居の帝 日の本 内裏 王は十善神は九善 万やすやす浦安が 此許(木の本)にて 正月三日 寅の一点に 誕生まします若恵比須 商ひ神と祝はれ給ひて 商繁昌と守らせ給ふは 誠に目出度候ひける 野師め(八瀬女)野師め 京の町の野師め 売たる物は何々 大鯛小鯛 鰤の大魚 あはび 蠑螺 蛤子 蛤子蛤々 蛤めさいなと 売たる者は野師め そこを打過ぎそばの店見たれば 金襴緞子 紗綾 緋縮緬 繻子 緋繻子 縞繻子 繻珍 種々(いろいろ) 結構に飾り立てて候ひしが 町々の小娘や お年の寄たる姥たちまで ゆきこう有様は 実にも治まる御代なり時なり 恵方の御蔵にずっしりずっしり 寶(たから)も治まる 門には門松 背門(瀬戸)には背門松 そっちもこっちも幾年のお祝ひと 御代ぞ目出度き
作詞・作曲
作曲: 城志賀
解説
地歌。端唄物。二上り端歌物といわれる三味線の組歌です。詞章は、京都の禁裏に伺候した大和万歳の「柱建」 「えびす舞」「京之町」などの各種の万歳歌をつないだものです。にぎやかな旋律で、義太夫節その他の三味線音楽に「万歳物」として色々に取り入れられています。万歳とは、正月などにまわってくる「三河万歳」や「大和万歳」などの祝福芸であるが、これは元々「千秋万歳」といって宮中で行われていたものです。
参考文献
地唄舞普及協会 地唄の歌詞
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