• 名護屋帯

    逢うて立つ名が 立つ名の内か 逢はで焦れて 立つ名こそ まこと立つ名の内なれや 思ふうちにも隔ての襖 有るにかひなき捨小舟 思や世界の男の心 私はしら浪うつつなき 夜の寝覚のその睦言を 思ひ出すほどいとしさのぞっと身も世 […]

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  • 柳やなぎ

    柳やなぎで世を面白う ふけて暮すが命の薬 梅に従い桜になびく その日その日の風次第 嘘も真も義理もなし 初めは粋に思へども 日増に惚れてつい愚痴になり 昼寝の床の憂き思い どうした日和の瓢箪か あだ腹のたつ月じゃえ

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  • 水鏡

    ひとめも知らぬ男なら 恨みも恋も有るまいものを なまぜ近江の水鏡 写して見れば水底は かたい堅田の石山に きつうのせたに わしゃのせられて 思ひすごしは我からさきの ひとつ前帯しどけない振りよ たとえあはずと三井寺の か […]

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