柳やなぎ

柳やなぎで世を面白う ふけて暮すが命の薬 梅に従い桜になびく その日その日の風次第 嘘も真も義理もなし 初めは粋に思へども 日増に惚れてつい愚痴になり 昼寝の床の憂き思い どうした日和の瓢箪か あだ腹のたつ月じゃえ