きぎす

春にも育つ花誘う 菜種の蝶は花知らず 蝶は菜種の味知らず 知らず知られぬ仲ならば 浮かれまいものさりとては そなたの世話になりふりも わが身の末のはなれ駒 長き夜すがら引き締めて 昔がたりの飛鳥川